読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

 

宮島民俗行事 たのもさん

 

日時:平成26年8月25日(月) 午後8時から※毎年旧暦の8月1日に開催。

 

「有もとナイトガイドの際、一緒にたのも船を流しに行きましょう!!」

五穀豊穣・お子様の健やかな成長をつかさどる神様にお礼を込めて…。

f:id:Arimoto:20140817175539j:plain

場所:例祭 紅葉谷公園内 四宮神社流す場所:嚴島神社火焼前・御笠浜・西松原ほか流す時刻:午後8時からのお祓い終了後頃より

 

f:id:Arimoto:20140817175554j:plain

当日の夕方6時頃となると町内の人達は「たのも船」を持って紅葉谷公園内の四宮神社に集まります。境内では「かがり火」や「ちょうちん」の明かりの中、たのも船を展示し、またお互いの船の出来具合を評価しながらお祓いの時刻を待ちます。「たのも船」の福引会が終了すると、家族揃って「たのも船」の前に集まり神官のお祓いを受けます。

f:id:Arimoto:20140817175554j:plain

やがて、午後8時ごろお祓いの済んだ「たのも船」は家族にかかえられ、嚴島神社の火焼前(ひたさき)や御笠浜・西松原の海辺から波静かな大鳥居に向けて流されます。海に浮かぶ「たのも船」は折からの夜風を帆一杯にはらみ、大小さまざまな船の「かがり火」や「ちょうちん」が灯り、大鳥居周辺をゆらりゆらりと海に浮かぶ風景は、日本三景の一つ安芸の宮島にふさわしい民俗行事であり、秋の夜の宮島風物詩となっております。

 

 

「たのもさん」

宮島は、古来より島全体が“神様”と信じられていたため、昔から土地を耕さぬという信仰のために、農業・工業はもちろん機織りや島内にお稲荷様を祭ることなどが硬く禁じられておりました。明治維新以後は、木を伐りだして土産品の材料にし、その土産品の販売が生活の財源であったため、人々の農作物に対する感謝の念は我々が想像する以上に厚いものがあり、その気持ちを表すため「たのも船」という手製の小船を作り、船内には団子のお人形・おはぎ・果物・さい銭などを乗せて農作物を作っている対岸の大野町のお稲荷様に向けて流しました。この庶民感情が一つの祭りとなり、町内南町の民俗行事として今日まで継承されております